荏胡麻(えごま、じゅうねん)のご案内




南会津 高杖高原 えごまの実


荏胡麻(えごま、じゅうねん)とは

 

 東南アジアが原産地のシソ科の一年草で、日本には縄文時代前半に伝わり古くから栽培利用されている植物です。 「じゅうねん」など地方ごとに呼び名も沢山あります。

 春に種を蒔き秋に収穫します。草丈は1〜1.5mにもなり、種子は白っぽいものと黒っぽい物の2種類あります。
実の栄養成分の特徴として「α-リノレン酸」を多く含んでおります。
α-リノレン酸は必須脂肪酸の一つで、体内では生成出来ない成分の一つです。
1日2gの摂取が望ましいとされていますが、2gを摂取しようとした場合1.4kgほうれん草を食べなければなりません、その為少量でも気軽に摂取出来るえごまが注目されています。
また、葉には「ロズマリン酸」も含まれており、これはアレルギー症状の抑制、糖の消化抑制、認知症予防効果があるとされています。

 弊社では希少なえごまの油を安定して供給する為に、平成27年にえごまの油を搾取する機械を導入しました。お陰様で全国のお客様から御注文を頂いております。
これからも健康に良いえごま商品を作り続けていきたいと思います。

最後に。
えごまの油は酸化が早く、熱に弱いとされています。その為弊社では開封後の酸化予防の為に早く使い切れる小瓶にしてお届けしています。料理にご利用の際は加熱時ではなく、最後の仕上げとしてご利用頂きますと「αリノレン酸」を効率よく摂取することが出来ます。
えごまの油以外のえごま商品も毎日気軽に美味しく食べられる物をご用意致しました。
通販ページに「えごま」として表示しております。

「α-リノレン酸」の効果

 

●血流改善、血栓予防効果
「α-リノレン酸」は体内に入るとDHAやRPAに変換され、血液をサラサラにします。

●アレルギーを抑制する効果
アレルギーの原因のひとつとして、リノール酸の過剰摂取があります。
リノール酸とは、n‐6系の必須脂肪酸のひとつで、血中コレステロール値や中性脂肪値を一時的に低下させる働きがあります。その一方で、摂りすぎるとアレルギーを悪化させたり、大腸ガンの危険性を高めたりと体にとって良くない影響をもたらしてしまうのです。
αリノレン酸は、リノール酸に対して競合的に働き、アレルギーを抑制する働きを持っています。

●老化予防
人間の体は約60兆個の細胞からできています。その細胞ひとつひとつに、「細胞膜」と呼ばれる細胞の内外を隔てる膜が存在します。この細胞膜があることによって、細胞は内部環境を一定に保つことができるのです。また、バリア機能もあるため、特定の物質の進入を阻止する役割も担っています。
このように、人間にとって非常に大切な細胞を守る役割をしているのが細胞膜です。この細胞膜を構成しているαリノレン酸などのn-3系成分が不足することで、細胞膜がしっかりと構成されず、老化の促進にもつながってしまいます。

●うつ症状を軽減する効果
健常者とうつ病患者のαリノレン酸やDHA、EPAなどn-3系脂肪酸の蓄積量を調べたところ、うつ病患者の方が有意に低かったことが明らかとなっています。これによって、αリノレン酸などのn-3系脂肪酸はうつ症状を軽減させる効果があると考えられています。
特に妊娠・出産期には、αリノレン酸やDHA、EPAなどのn-3系脂肪酸の枯渇リスクが高まります。これによって、産後うつ病の危険性に関与する可能性が考えられるため、この時期は特に意識して摂取する必要があります。

※その他として、循環器系、呼吸器系心血管疾患の初期予防、高血圧抑制や美容(シワ、たるみの予防)などもあります。